ジャンル「クラッシュ」の会員レビュー
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模型の街では破壊音が不足するが、お菓子を使うことでバリバリと潰れる破壊
音が耳に届いてソクゾクする。特に車がひしめく橋を踏み潰すシーンは何度か
往復してもらえばなおよかった。別作品でも記載したが、最後のシーンの前に
残骸を全体的に踏み歩いて余韻を残してほしかった。
次回作に期待しています。
「白人は日本人と比べて激しい」という印象を持つ人が多いですが、表題からも察しのように穏やかで大人しいカナダ人気質のあふれる落ち着いたクラッシュです。なので、外国のクラッシュビデオの勢いを期待すると楽しめないかもしれませんが、「穏やかながらも大雑把な」二面性ある踏みっぷりはゾクゾクする魅力があります。何にせよ、踏む人の個性次第の表現の違いこそがクラッシュの奥深さなのです。
日本人女性のクラッシュだと、黙々と事務的に踏むものが多く、演者もためらいがちですが、彼女は違います。ヒールで遠慮なくガンガン踏みつけ、食べ物として認識できないレベルの残骸になった容器も執拗にクラッシュを繰り返します。「普段やっちゃいけないことを全力で楽しんでいる感」がすごく良いです。
とにかく踏む!踏む!踏む!北欧のヴァイキング魂あふれる「足さばき」の激しさは息をのむものがあります。
それから細かい彼女らしい演出がたまらない。冒頭の「レッツゴーベイビー」のセクシーな掛け声に始まり、時折予想以上に激しく踏んでしまったのか、照れ隠しのような笑いがこぼれるのですがそれがとにかくいたずらっぽくて可愛い。残念ながら終始足元だけを映した映像ではあるものの、表現の仕方が非常に豊かで、きらびやかな食材の残骸があちこち飛び散るさまにまでエロスを感じます。そこまで計算してクラッシュしているのだとしたら最高の女優さんだと思います。一秒のまばたきも許さない「彼女だけの劇場世界」に見入っているうちに、終わってしまいました。
海外のクラッシュビデオと比べてもレベルが高い演技ですが、日本の民家で、日本食を踏んでいることがよりゾクゾク感を高めます。クラッシュの醍醐味は「秩序の否定」ですが、日本の秩序と完全に断絶していることの痛快感が癖になります。

